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金属対応RFIDを利用した機材システムを活用
RFIDを活用した業務改善DX
建築現場向けの機材レンタル会社
お客さまは建築現場向けの機材レンタル会社です。
DNPは、『DNP物品所在管理サービス』を提案し受注しました。
第1フェーズは「機材センター業務システム」として、これまで「手入力・アナログ・紙」による機材情報業務を基幹データとの連携により管理の効率化を図るとともに、タブレットを活用した情報検索・閲覧サービスの機能搭載により、お客さまの現場のペーパーレスと業務改善(要員数低減/作業時間短縮)を実現しました。
更なる業務改善DXを実現するため、次フェーズの対応として、RFID(*)を活用したレンタル機材そのものの出入庫の管理業務を大幅に改善させる提案を重ねた結果、採用に至りました。
*RFIDとは、Radio Frequency Identifierの略語で、小型アンテナとICチップが搭載されているNFCタグと似た技術を指し、非接触でタグ内のデータを読み取ることができます。その電波の届く範囲はタグの大きさにもよりますが数cm~数mで、タグが離れた場所にあっても箱の中にあっても、また汚れていても読み取れます。さらに、読み取り速度が高速で複数のタグを同時に読み取れるため、倉庫などの広大なスペースでの在庫管理に利用されることが多くあります。専用スキャナを使って個体識別・所在管理・移動追跡に用いられ、効率的な在庫管理を実現します。
導入後業務フロー
画面イメージ
お客さまの課題
- 業務負荷・作業ミスの改善
レンタル品(ハシゴ・足場・作業台・台車・電気類・養生)の出庫、入庫、検品に関し、基幹システムから帳票出力、紙帳票に手書きで記録、基幹システムに手入力、という非常に負荷の高い業務を行っており、作業ミスを誘発する煩雑な運用が課題でした。
お客さまの声
- RFID対応に関し、当初計画通り2022年9月に開発完了し、プロジェクトを完遂しました。初期開発に加え今回のRFID導入・システム対応に関し、得意先からも高評価を得ることができました。
- 得意先とは深い信頼関係が構築できており、本案件の水平展開に向けた他社への事例紹介にも快く協力をいただけています。