フォトグラメトリで人物の3Dモデル生成を体験

2020.12.05

生成した3Dモデルにモーションと背景をつけて、格闘ゲーム風の動画を作成しました。FINAL ROUNDで2名のキャラクターが向かい合って、戦おうとしています。

今回は方針説明会のオープニング動画のお話です。
前回の記事はこちら

残念ながら、新型コロナウィルスの影響で発表会形式での報告には至りませんでしたが、今回も例年通りオープニングムービーの作成を行いました。今回作成した動画は格闘ゲームCM風のOP動画です。チャレンジした技術はフォトグラメトリ。当社社長と常務の3Dモデルをフォトグラメトリで生成し、格闘ゲーム風にアレンジしました。

フォトグラメトリとは、被写体をさまざまなアングルから撮影し、そのデジタル画像を解析・統合して立体的な3DCGモデルを生成する手法です。昨年、火災で焼失してしまった首里城の正殿をデジタルデータとして3DCGで再現したのも、このフォトグラメトリによるものです。
3DプリンタやAR・VRなどの注目により3Dデータの需要も高まる昨今。当社でも3Dコンテンツを扱う場面が増えてきました。その中で、3Dデータをモデリングしていくこともありますが、一からモデリングする以外の方法で3Dデータを作成・活用する方法についても調査・実験を続けています。

左から黄色い達磨の3Dモデルの写真、バイクに乗っているフレンチブルドッグの3Dモデルの写真

フォトグラメトリで生成した3DCGのサンプル

簡易的な撮影だけでは完全な形やテクスチャを再現するのは厳しい…
ということで、今回3Dモデル撮影に協力いただいたのがリアルアバター株式会社様(別ウィンドウで開く)

3Dモデル撮影の様子

3D撮影風景

撮影後の3Dモデル編集画面の様子

撮影後の編集画面

少しのレクチャーの後、撮影は一瞬で終わりました。
くっついてしまうと切り離すことが困難な指先は開いて撮影しています。脇の下など撮影ができなかった部分はあとで塗り足しをして、ワイヤーを通せば動きをつけられる3Dモデルの完成です。ちなみに、この撮影セット一式も販売されているそうです。会社に欲しい。
(システムはさらに進化しているようなので、また試しに行きたいです)

この3Dモデルにモーションと背景等をつけて作ったのがこちら。

生成した3Dモデルにモーションと背景をつけて、格闘ゲーム風の動画を作成しました。ROUND1で2名のキャラクターが向かい合って、戦おうとしています。

当社社長が機敏に動いています。
それらの素材をつなぎ合わせ、今回も無事にオープニング動画を完成させることができました。ご協力頂いたリアルアバター株式会社様、ありがとうございました。

ちなみに、今回の取り組みと同時に新しいEスポーツの観戦方法の検討をしています。そちらについてもデモができ次第tech&funを更新する予定ですので、ぜひご覧ください!

written by shino

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