『感情』をプラスしてテキスト表現に新しい体験価値を

2020年4月6日

DNPでは、「DNP感情表現フォントシステム」という、文章内の文字情報から感情を解析し、内容に合ったフォントで文章を表示できるサービスがあります。当社では、このようなDNPグループ内のサービスを使ったコンテンツ開発やデモ作成なども行っています。
今回は、このDNP感情表現フォントシステムについてフォーカスします。

近年、AIを使った音声の文字起こしや文章の自動生成などのニュースをよく目にします。Webサイトや展示などのインタラクティブコンテンツを作る際に自動生成されるような文章は、デバイスフォントにしたり、あらかじめ固定のフォントを決めておくことが多いです。商品や観光地の紹介など、コンテンツオーナー側で内容を決められるような場合はいいのですが、ユーザーの声や文字入力によって何かを表現する場合は、たまにもの足りなさを感じることがあります。
ユーザーの体験価値向上を考える上では、表現を豊かにするための引き出しを色々と増やしておきたいものです。DNP感情表現フォントシステムも、文字表現にフォントという形で感情を乗せることのできる非常にユニークなサービスだと思います。

『J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA 2019』用に作成したデモコンテンツの様子

J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA 2019は、六本木ヒルズで開催された、J-WAVE主催のテクノロジーと音楽のクリエイティブフェスです。こちらのイベントのDNPブースで、DNP感情表現フォントシステムのデモコンテンツを作成しました。イベントを見に来た参加者が、『#イノフェス」のハッシュタグを付けてTwitterに投稿すると、文章内のテキスト情報から数パターンの感情を判別して、フォントを反映したテキストがデモコンテンツの画面上に表示されます。

今後、5Gの普及やエッジコンピューティングの発達によって、リアルタイム性やインタラクティブ性の高いコンテンツが増えていくと考えられています。より豊かな表現を生み出すためにも、多くのインプットを日頃からしていければと思います。

  • Written by hig
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